スポーツも建築だ?




先月、ああでもないこうでもないと格闘(もちろんデザインの部分で)しておりました 『スポーツも建築だ! X-KnowledgeHOME 特別編集 No.11』が発売になりました。


話代わって、写真は江戸川橋付近、立ち食い蕎麦屋さんの店先。
2008/08/14






2008/08/09
2008/08/06





2008/07/31


2008/07/16
目と鼻の先にある「食堂と通販『ともすけ』」。食べ物がおいしく店の雰囲気もいいんですが、置いてあるフライヤー類が素晴らしい。デザインの根付き方ってこういうところに表れるんだなと素朴に思いました。[SATO]

2008/07/15
佐藤です。「しばらく頭冷やします」って書いてからまだ1週間しか経ってません。ところで「佐藤です。」という書き出しは初めてになります。これからは他のスタッフもここにいろいろ書くことになりました。これで心おきなく朗らかに偏った意見が書けるというものです。
と言いながら普通に仕事のことを書きますけど、内田樹さんの『こんな日本でよかったね─構造主義的日本論』(バジリコ)が発売直後ながら売り上げ好調の様子。最終的には「どシンプル」なデザインになりましたが、担当の中澤といっしょにかなりたくさんのアイデアカンプをつくってまして、編集者の安藤さんとああでもないこうでもないと論議もして辿り着いたものです。
苦労しただけに売れてくれるとやはり嬉しいもんですが、しかし装丁というのは本当に難しい。内田さんの本はいろいろ読ませていただいていて、それなりの思いもあるんですが、デザインにはそういう思いの「中心」を起点にしたほうがいい場合とそうじゃない場合があると僕は考えていて、この仕事は「後者」なんですね。
売れるようにすること(あるいは売れるはずのものを売れなくしないこと)はデザインにとって重要な「任務」です。しかしやはりそれだけじゃないわけで、商品の性質にもよりますけど、とくに本の場合は、傍らに置いておかれる時間のことを考えないと成立しません。で、読み手に対し求心的な強さを発揮したい場合は「前者」でいいんですが、この本はそうじゃないだろうと。ちょっと引いたところもあるくらいなほうが読者を広げられる本だろうと。
でもそうすると存在感が希薄になりがちなんですね。じじつ内田さんの本は「なんでもない」感じの装丁が多く、意図的であれそれはそれでもの足りない(と思いました)。やはりここはしっかりした存在感を持たせたい(だって初版部数からしてもバジリコとしてはかなりの勝負に出ているんだから!)。
とはいえあくまで「前者」の本ではない、つまりものすごく間口の広い話が展開されている、そこを狭めてしまってはいけない......そう考えて、かなりの試行錯誤をすることになるんですが、結局のところ最後は「これ以外ない」というほかなくなります。つまり最終的に口をつく言葉は「前者」と同じになってしまいます。というよりも、そう言い切れるようになるまでやるしかないわけです。
「そう言い切れるように」という気持ちは他のデザインも同じですが、実際には別の可能性も残しつつ様々な事情込みで最終決定がなされていることのほうが多いはずです。でも装丁は著者および編集者にデザイナーが関与するというかなりミニマムなチーム編成によるプロダクトなので、委ねられているものの質が他のデザインとちょっと違う気がするんです。ここには様々なデザインの分岐点を考えるための重要な秘密のようなものがあるように思えるんですが、そう簡単に言い切れることでもないので、続きはまたいずれ。[SATO]

2008/07/08




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