2001/08/20

あちこちでの大言壮語による「身から出た錆」ってやつでもあるんだろう。『NEUT.』は、反骨とか批判精神とかの文脈で紹介されていることが多いみたいだ。そういったもののつまらなさを十二分に踏まえてつくったつもりなんだが、現実にそんなふうに書かれてしまうのは、やっぱまだまだ「それ以上のものが見えてこない」つまり有り体に言って「弱い」んだと思う。もっともっと先まで突き抜けてかなアカンちゅーことやね。次、もっとガンバリます。第2号は年内発行予定。




2001/08/27

日曜日、ふたつのエキシビジョンに行った。

ひとつは東京都美術館「イームズ・デザイン展」。もうひとつは東京国立博物館「天神さまの美術」。結論から言うと、後者のほうが圧倒的におもしろかった。比較するようなもんでもないが(笑)。元も子もない言い方だけど、家にいる時はだいたい寝っ転がってるだけだし、それはもう子どもの頃からの筋金入りの生活習慣なんで、そもそもイスとかにあんまし興味が向かってかないのかも。じゃ行かなきゃいいじゃん!って声が聞こえてきそうだけど、POWERS OF TENをはじめとした映像の使い方にはやっぱグッとくるものがある。僕的には、イームズ・デザインに見られる、生活に結びついたところは実はどうでもよくって「なんでこの人たちこんなことやってんの?」って部分が好きだ。一方の「天神さま」はというと、北野天神縁起絵巻なんかもうスゴすぎて。未来派とか優に超えちゃってますから。これが13世紀ですぜ。しかも菅原道真が死んだのって10世紀でしょ。いったいぜんたいなんなんですか!ってなもんです。でも北野天神縁起絵巻はNYメトロポリタン美術館蔵なんだって。なんか悲しい現実。あと、これもぜんぜん関係ない話だけど、最近テレビを見て感銘を受けたのはマギー司郎。読書は深沢七郎の日々。




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