2001/12/02 |
メーラーが壊れたみたいで、メールでやりとりしていたことが何が何だかわからなくなってしまった。でもまあいいや。メールを出したからって相手に伝わってるもんだと思わないようにしさえすれば、ただそれだけの話なんだし。ま、伝わってるかもしれないし、伝わってないかもしれない、と。面と向かってしゃべっていてさえそうなんだからな。 |
2001/12/04 |
猛烈に忙しい最中に、反省というものができるかどうか試してみた。シュンとしていると、誰しも「ああ、こいつ、反省してるんだな」と思うわけだが、張り切ってバリバリ働いている姿を見て、そう思う人間はいないだろう。 |
2001/12/06 |
めずらしくタテ続けに書いているわりに、まったく内容がない、というか、なんのためにこんなコーナーがあるのかわからなくなるほどに無意味な文章を綴っていることに気づく。何を観たとか聴いたとか誰に会ったとか、そういう「東京カルチャー日記」みたいなものにはどうしても興味が向かないので、仕方がないんだけれども。人が書いてるのを読むのは好きなのになあ……ということは、ただのモノグサってことか。て言うより、そんな人間がなんでキーボードたたいて、こんなところに文字を打ち込んでるのか!ってことですよね。申し訳ないかぎりです。じつは随分前からやめたいと思ってるんですけど、ズルズルと続けているうちにいいかげんタイミングが計れなくなってしまっているという。よくないですよね。そんな理由でこんなもの書いてちゃ。あ、ちなみに知らない人のために書くと「東京カルチャー日記」ってほんとにあるんですよ。あらためて読むにつけ「東京のこととかカルチャーのこととかでこんなふうにずーっと日記を書き続けられるなんてエライなあ」と感心することしきり。マジで? マジで。 |
2001/12/11 |
『ニュート2』の入稿が終わった。今度のはハッキリ言ってスゴイ出来だと思う。紳士淑女に原稿依頼してみたら実はみんな狂ってた。そんな感じ。でも、もっともっとスゴイのがつくれそうだ。雲をつかむようだったおぼろげな希望が確信に変わってきている。すぐに『ニュート3』の構想を練り始める。ちなみに『ニュート2』の発売は2月末になりそう。同時期にはタナカカツキ『オッス!トン子ちゃん』(単行本+DVD+その他トン子グッズ=BOX仕様で3800円)もアジール・デザインから発行・発売することになった。「デザイン事務所が売り出した世界初のマンガ」として歴史に残る一品。ていうか「オモシロイことができるんだったらもうデザイン事務所じゃなくなっちゃってもいい!」ってところまでついに来てしまったという。もちろん、内容も仕様も破格。儲けをまったく考えずにつくっているので(ということは売り切らないと赤字になるってことですな)みんな買ってね!口コミで宣伝もしてね!ついでに『コンポジット』『コンティニュー』もよろしく(なりふりかまわぬすさまじい分裂ぶり)。 |
2001/12/20 |
前から感じていたことだが『Number』がかなりオモシロイ。文藝春秋という会社の底力を感じる。ちなみに以下はモリシこと森島寛晃(セレッソ大阪)についての記事より抜粋。「いくら警戒し、次のプレーを予測しようとしても、裏をかかれてしまう」「こいつ、何も考えないでプレーしている」「考えてないやつの考えをわかろうとしても、わかるはずがない」。スゴイなあ、森島。 |
2001/12/27 |
ホットワイアードに『ニュート』のインタビューが掲載された。インタビュアーの江坂さんが丁寧に言葉を拾ってくれたので、あまり違和感のないものになっている。ありがたいことだ。インタビューというのは、しゃべったことをもとにしながらも、あくまで文字の上に定着させることを目的にしているわけで、その場で相手に伝えたかったことのニュアンスが微妙にズレてしまっているのが常だったりするものなんだが、まあ、それもしかたのないことと言うか、むしろ必然的なことなのでは?とさえ思う。こうして自分で文字を打ち込んでいる場合ですら、だいたいのことはうまく伝えられないわけだから、しゃべることと書くことの間に横たわる、どうしようもない不整合に起因する問題があったりもするんだろう。別の言い方をすると「書かれたものはあくまでそれ自体として吟味されるべきもので、そう簡単に生身の人間と結びつけちゃいけないよ」ってことになるんだろうが、「そんなのアタリマエじゃん」と思いつつも、「じゃあアンタはそういう“誤認の構造”からどれだけ自由なの?」と問いつめられたら、ちっとも自由じゃない気がする。困ったもんだ。 |
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