1999/09/03

全国延べ2万人、そのなかで今日もまたこんなところまで覗いて下さっている推定実質数十人の皆様、こんにちわ。鬼のような入稿週間がいったん(やや)おさまったので、2週間ぶりに書いています。バンドをやっている知り合いが「ステージで死ねたら本望」って言ってましたが、それでいうとデザイナーは入稿へ向けて机に突っ伏して死ねたらシアワセですね。ってのはウソでまだ死ぬ覚悟まではできてませんが、昨日はイスに座ったまますんごい美しいものを見てしまいました。今まで見たこともないような艶やかな色をした龍が出てきて、ボクは思わずその龍に手を延ばしているのです。仕事の最中で、周囲の音も聞こえていたので、その時点では夢の感覚はなく、ちゃんとリアルに感じられたのです。ほとんど臨死体験のようなアブナイ状況ですが、なかなか経験できないことなので、よかったです。

ところで、最近「こちらで働かせてほしい」との問い合わせが多くなってきました。しかしながら、こういうアブナイ職場ですから、これから問い合わせをしようと思っている人は冷静になって考えてみて下さい。いろいろと送られてくるものには、すべて目を通しているものの、だいたいほったらかしにしてあります。たいへん申し訳なく思っておるのですが、個別の対応がなかなかできないんで、ここでまとめて書いておきます。家にも帰れず、人手を借りたいのは山々なんですが、今のところ採用枠のようなものは設けていません。なんでかって言うと、最近ようやくわかってきたことですが、忙しすぎるということは、ものを教えたり伝えたりしているヒマがないということなんです。このご時世でたいへんでしょうが、まずは、ちゃんと仕事の段取りなどを教えてもらえるところを探してみて下さい。それでもって人は、勝手になんでも送りつけてください。必ず、読んだり、見たりはします。「こいつは迎え入れざるをえんだろう」と思えば、こちらから連絡します。




1999/09/16

安斎肇さんのデザインが好きだ。タモリといっしょにやってる空耳アワーとか室井滋と共演しているCMとか、TVに出ている姿を観ていると、この人のデザインは人間が滲み出ているのだなあと思え、ひれ伏したい気分に襲われる。自分もデザイナーの端くれならこのようにこそありたいと思うが、こればっかりはかなわぬ願いなのだろうなあ。




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